真空蒸着加工

真空蒸着加工

       真空蒸着とは真空状態の釜の中で、気化した金属をプラスチック製品の表面に付着(メッキ)させる成膜技術です。真空蒸着を施した製品は表面が鏡のようになることから、自動車のライトをはじめとする機器類の反射鏡として、また化粧品・メガネ・パチンコ台などの部品の装飾などとしても幅広く利用されています。

強み

美光産業の真空蒸着はここが違う!

 クラス10,000のクリーンルームを完備。治具設計を含めた高品質な蒸着サービスを提供します。

■ 業界内でも数少ないクラス10,000のクリーンルーム(※)を完備!
  ゴミ・糸くずなどを排除した環境で作られた高品質な製品をご提供します。
※空間の清浄度を示す数値。1フィート立方(約28L)中の空気に含まれる0.5ミクロン以上の埃が 10,000 個以下の環境のことを言います。

クリーンルームの必要性

     従来、自動車に取り付けられているヘッドライトやテールランプはレンズにステップが入り、中が見えない物でした。しかし、近年のランプ類は中が見えるデザイン性の高い物となっています。ゴミ・キズ等は許されなくなり、品質の向上が強く求められたのです。

■各種素材への蒸着が可能!
     各種成形材へ蒸着する技術があります。ABS・PP・PC・PC-HT・PET-PBT・PA・PAR・PPS・BMCへの蒸着実績あり!

■ 成形後、素材にダイレクト蒸着し工数を削減!
  最新のプラズマ重合蒸着機を保有。これにより重合蒸着やダイレクト蒸着が可能となり、アンダー・トップ塗装工程を省くことができるため、高生産性・高品質・低コスト・環境への配慮を同時に実現します。

■ロボットによる安定した塗装!
アンダー塗装からトップ塗装・色塗装まで全てロボットが行うため、高精度・高品質な塗装を実現。1μm単位の膜厚制御も可能です。

■ 塗装の乾燥は2種類対応!  
熱乾燥炉とUV乾燥炉の両方を備えているため、様々な製品仕様に対応することが可能です。

■ 自社による治具設計で効率を向上  
作業性を十分に考慮した治具を社内で設計することで生産性のみならず品質もアップします。

■品質保証体制は万全         
       耐熱試験器・温水試験器・恒温恒湿試験器・反射率測定器・膜厚測定器等、各種の試験・測定・分析装置を用いた品質・性能評価を社内で実施。製品の品質・性能の維持や保証ができます。

最新技術であるレーザー加飾により表現の幅が広がりました。
レーザー加飾によるデザイン性の向上。レーザー加飾装置によって、蒸着膜にレーザーを照射し剥離する事で様々なデザインを表現できます。

真空蒸着工程

1. 前処理

素材(プラスティック成形品)に付着したゴミ・糸くずを除電エアーブローおよび自動洗浄機にて取り除く。

2. アンダー塗装

素材表面の凹凸をなくし、アルミの密着性を高めるための下地コーティーングを行う。UV乾燥・熱乾燥のどちらにも対応が可能。

3.乾燥

熱乾燥炉またはUV乾燥炉にて乾燥させる。

4. 真空蒸着

素材の表面に金属の薄膜を形成する。一例としてアルミにて鏡面加工を形成する。

5.トップ塗装

蒸着面を保護するための塗装を行う。(蒸着機の重合装置を使用する場合はトップ塗装を省略出来る)。

6.検査

検査を実施する。

製品事例

お問い合わせ
プラスチック加工に関するご要望やご質問がございましたら、無料相談サービスをご利用ください。お客様の用途やご予算に合わせたご提案をさせていただきます。試作品の製作も可能です。

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